欧州委員会マニュアル

パートナーを見つける、または個人として申請する

誰が申請できるのですか?

あなたの組織が助成対象になるかどうかは、トピックページで公募条件を確認してください。

一般に、ほとんどのEUの助成金プログラムでは、参加者(受益者および関係組織)は、以下であることを要請しています。

  • 法人(国際機関を含む、公共団体、民間団体)

であり、参加可能な対象国のいずれかに設立されたもの、すなわち

  • EU加盟国(EUの海外国・地域(OCT)を含む)
  • EU圏外の参加可能な対象国
  • EEA諸国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー このプログラムに同意している場合)
  • アソシエイト国(助成金を支払うことで助成金プログラムに参加できる国 - リストは各プログラムで異なる)

ただし、ほとんどのプログラムには追加基準があり、申請できる組織の範囲を広げたり狭めたりしていることに留意してください。全世界から参加できるプログラム(例:ホライズンヨーロッパ)もあれば、意図的にEU加盟国のみに限定しているプログラム(例:EDF)もあります。

また、1つのプログラム内でも公募毎に状況が異なることがあります。そのため、公募条件をよく確認することが非常に重要です。

さらに、参加者は、参加者登録に登録し(受益者、関係組織、関連パートナーは必須)、助成金の署名時までに欧州委員会の認証サービスによって認証される必要があります(受益者と関係組織は必須)。

複数参加者のアクション、または単独参加者のアクション

EUの助成金公募のほとんどは、異なる国の参加者からなる複数受益者コンソーシアムを対象としています。これは、EUの付加価値を高め、異なる国の組織間の協力を促進し、申請の質を高め、EU全体で公正な競争と機会均等を確保することを目的としています。

プログラムによっては、コンソーシアムの構成に特定の要件を追加することで、これを正式なものとしています(例:ホライズンヨーロッパ、UCPMなど)

各公募のコンソーシアム構成要件は、トピックページの公募条件を確認してください。

プロジェクトを実現するためのパートナーを見つけるには?

プロジェクトを実現するためのパートナーを探すには、

  • ポータルのパートナー検索機能を利用する。この機能では、以下のことが可能です。
    ・過去に助成を受けた組織を探す
    ・公募/トピック別のパートナー検索要請の作成と確認
  • 他のパートナー検索ツールやサービスを利用する。推奨されるサポートサイトのリストは、「ヘルプデスクとサポートサービス」のページに掲載されています。
  • EUや加盟国のネットワーク(ナショナル・コンタクト・ポイントやデスク、エンタープライズ・ヨーロッパ・ネットワークなど)が主催する会議、仲介イベントに参加する。

ポータルパートナー検索

すでに進行中のプロジェクトを持つ経験豊富なパートナーを探したい場合や、登録されている組織のデータベースを閲覧したい場合は、パートナー検索ページを参照してください。キーワード、地域、助成金タイプなどで検索することができます。検索結果には、組織概要、助成プロジェクトのリスト、代表者への連絡窓口が表示されます。

トピック検索で興味のある分野を選択すると、ポータルで公募中の1つまたは複数のトピックに対するオファー/関心を公開することができます。公開されたすべてのオファー/関心は、あなたの組織のページにも表示されます。

エンタープライズヨーロッパネットワーク協力機会データベース

エンタープライズヨーロッパネットワーク(EEN)は、二者間の事業提携、技術革新提携および技術提携に適切なパートナーを見つける際の手助けをするべく、国際企業および研究組織から多数の技術革新プロフィールおよび技術プロフィールを公表しています。EENデータベースは、毎週新たに更新されています。すべてのプロフィールは、匿名で発表されます。EENがコンタクトを取りますので、興味ありの表示フォームに入力し、お近くのEEN事務所に送付ください。

コンソーシアムの役割と責任

コンソーシアムを組む際には、目的達成や問題解決に役立つコンソーシアム構成を考える必要があります。

受益者 - 関係組織 - 関連パートナー - 外注先

プロジェクトへの参加レベルに応じて、役割を分担する必要があります。主な参加者は、受益者(Beneficiariesまたは関係組織Affiliated Entities、旧関連する第三者)として参加し、その他の組織は、関連パートナー(Associated Partners)、外注先(Subcontractors)、現物支給の第三者(Third parties)などとして参加することができます。

関連パートナーおよび現物支給の第三者は、助成金の一部を受け取れないため、他の助成金源(自己負担、コンソーシアム内での助成金再配分、投資家を見つけるなど)を用意する必要があります。

外注先は通常、プロジェクトの限られた部分のみであるべきで、正当化される必要があります(理由を示してください)。コンソーシアム内(受益者または関係組織間)でタスクを外注することはできません。

コーディネータ - その他の受益者

コーディネータは、プロジェクトの管理、報告書や成果物の提出、EU 助成機関と のすべての連絡の仲介を行う責任を負います。

他の受益者は、プロジェクトの一部を実施し、助成金の管理(助成金の準備、報告など)に貢献する必要があります。

コンソーシアム参加者は、(提案書/アクション内容に従って)プロジェクトアクションを実施する共同責任を負います。プロジェクトが終了しない(または実施状況が悪い)場合、助成金を全員分減額しなければならない場合があります。